
2025.7.27(日)
@山崎製パン企業年金基金会館 SUN CITY
今年の夏の学習会は今までと一味も二味も違いました。

- 会場が長野県小諸から東京(といっても会場は千葉県市川!)へ
- 前夜祭として土曜日は「下町を歩こう!」と題し、フーテンの寅さんの故郷である葛飾柴又(帝釈天:日蓮宗題経寺・寅さん記念館)巡り
- 参加者がGWTの財を持ってきて発表する形に
外の暑さと同じぐらい、会場内の空気は熱かったです。

発表者は、全国各地のGWT愛好家総勢8名。
財は、新財でも十八番でも、書籍に掲載されているものでも何でもOKということでしたが、皆さん、過去に体験したGWTの財やレクリエーション等を材料にご自身で調理、アレンジして発表されていました。



まず、そのチャレンジ精神に拍手!
学習1 第1分科会 新しい「すうじのうた」をつくろう(発表;長野県Оさん)
第2分科会 ひらがな集め(発表;北海道Kさん)
学習2 第3分科会 楽しいお買い物(発表;福井Sさん)
第4分科会 霊長類と哺乳動物の老後(発表;京都府Sさん)
学習3 第5分科会 みんなに伝えなきゃ(発表;長野県Iさん)
第6分科会 うまれてきた子ども(発表;東京都Sさん)
学習4 第7分科会 種をもらったよ(発表;島根県Kさん)
第8分科会 誰とでも仲良くなれる(発表;愛知県Fさん)
学習1~4の時間帯で両方の分科会に参加したかったのですが、自分の体は一つしかないので、それぞれの時間帯でえ~いっ!と一つに決めて参加しました。



参加してみて感じたこと、学んだことを書きとめたいと思います。
【学習1】第1分科会 新しい「すうじのうた」をつくろう


♪すうじの1はなーに? こうばのえんとつ♪
おなじみの「すうじのうた」ですが、この「すうじのうた」を、グループで考えて新しいバージョンにして、絵で表す財でした。



私たちのグループのお題は、こども向けで、しち、さん。
スムーズに考えることができたので、はち も考えました。
この財のポイントは、お題の数字がひらがなで書かれてあることだと思いました。
隣のグループは、大人向けというお題だったので、 ご をローマ数字のVとして考えていました。数字がひらがなで書かれていたことで、5でもVでも五でもOK。



発想が広がる仕掛けがあって、面白いなあと思いました。
【学習2】第4分科会 霊長類と哺乳動物の老後


財のタイトルからちょっと難しいかなと思いましたが、海の哺乳動物が水族館で飼育されていたり、水族館でイルカショーがあったりすることについて、自分の選んだ立場で、メリット、デメリットを述べ合う財でした。
- 子どもの立場
- 大人の立場
- 専門家の立場
- イルカの立場
など、立場によって述べるメリットやデメリットが違ったり、同じだったりしていました。
今回は1回目と2回目と違う立場で述べましたが、「論理的に話す」とか「相手にわかりやすく話す」という財のねらいであれば、1回目と2回目の間に話す内容をバージョンアップさせる時間があってもよかったなと思いました。
【学習3】第6分科会 うまれてきた子ども


絵本「うまれてきた子ども」(ポプラ社/作・絵 佐野洋子)の読み聞かせからスタート。
おかあさんや「バンソウコウ」の存在が、あかちゃんの気持ちを180°変えたという話の内容から、困難なことがあったときに背中を押してくれる存在やものについて考える財でした。
母親、娘、友人、信じる気持ち、GWTとの出会い、趣味・・・。
人によって違ってとても面白かったです。



背中を押してくれる存在について皆さんがエピソードを交えながらお話ししてくださいました。
「人や出来事、ものとの出会いやかかわりの中でいろいろ感じ、いろいろ学んで、今の皆さんがあるんだな」と思いました。
【学習4】第8分科会 誰とでも仲良くなれる


2人の共通点を2人で見つける中で、仲良しになるためのコツを見つける財でした。
この2人だからこその共通点や、深く掘り下げて対話しながら共通点を見つけていたペアがありました。
それらのペアは気心の知れたペアで、制限時間(11分間)いっぱい話していました。
発表者としては、なるべく多くの共通点を探すことをねらっていたようですが、「仲良くなる=共通点をたくさん見つけられる」と言えるのかな?と思いました。



「そもそも仲良くならないといけないのか」という疑問の声も聞かれました。
行動変容を「ねらい」にしてしまうと、今回のように押し付けられ感を感じる人も出てきてしまうんだろうなと思いました。



「ねらい」とはどうあるべきかを改めて考えさせられた分科会でした。
レポートのまとめ


財の振り返りで聞かれた皆さんのコメントから、財を体験する中で、
- 「もっとよりよくするには何をどうすればよいか」
- 「ねらいと財と振り返りシートがマッチしているか」
といったことを考えていた人が多かったように思います。



これは、財を準備し、ファシリテーター、アドバイザーの立場になって発表もされたからだと思います。
チェックアウトのときには、皆さん一様に「発表してとても勉強になった。」と言っていました。
財を体験する側、財を発表する側の二刀流は、GWTの深い学びにつながる。
このことを目の当たりにできた夏の学習会でした。
GWTナツコ
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