広げよう 自分の中の可能性
はじめよう 自分らしい生き方を
私たちは、毎日さまざまな集団の中で、いろいろな人たちと関わり合って暮らしています。そして誰もが、楽しく豊かな人生を過ごしたいと願い、ありのままの自分を表現して、自分らしく振る舞いたいと思っています。それでも、社会生活を円滑に送るために、時には自分を抑えなければならないこともしばしばあります。
しかしながら、自分も相手もお互いの違い(個性)を認め合い、理解し合い、協力し合い、異質を寛容することで、新たな自分と出会い、新たな相手を発見することが出来ます。
GWT(グループワーク・トレーニング)は自己を受け容れ、相手を認め、集団を目的に導くためのスキルを身に着ける技法です。
グループワークトレーニング(GWT)とは
グループ(G)に与えられた課題(W)を、目的に合わせて練習・訓練(T)するラボラトリー方式(実験室)の体験学習です。グループメンバーがルールを守りながら解決していく過程で、協力したり葛藤を乗り越えたりする事で、自分やメンバーの言動・感情・考えなどに気づき、参画協働意識(パティシペーターシップ)を養成し学び合う技法です。
パティシペーターシップ(Participatership)とは
集団の一員として集団の目的達成に参画し、その責任を分担する協働者(パティシペーター)として、「今・ここで」の自分と他者の気持ちや集団の状況がわかり、その状況に応じた効果的なリーダーシップを担って課題達成を図る意識やスキルの事です。
GWTの流れ
①実験・体験→②ふりかえり→③分析→④一般化・日常化→①(以下図参照)

GWT(グループワークトレーニング)で
メンバーの一人としてグループの課題達成に参画し、
メンバーとの共働作業(グループワーク)を通じて
1.人との関わり方を学び
(1) 会話が噛み合う応答の仕方がわかる。
①相手の心に届く、ものの言い方ができる。
②相手の気持ちを聞き取る、聞き方ができる。
(2)相手を攻撃しない自己主張の仕方がわかる。
①自分の気持ちや考えを率直に判り易く伝えられる。
②相手に自分の意見を押し付けようとしない。
(3)他者を理解する仕方がわかる。
①人それぞれ理解の枠組みが違うことに気づく。
②相手に注文をつけて自分好みに変えようとしない。
(4)他者との折り合いのつけ方がわかる。
①「私もあなたも間違っていない」という立場で話し合う。
②前提条件(状況の設定・選択基準の設定etc)を整えて、話し合う。
2.グループの課題達成に必要な機能的リーダーシップを学び
(1)異質の協力の仕方がわかる。
①メンバーシップのあり方を理解する。
②チームワークが強化され、グループの機能性(生産性)が高まる。
(2)集団機能としてのリーダーシップの担い方がわかる。
①題達成機能と集団維持機能を理解する。
②グループプロセスを理解する。
自立したひとりの社会人として、個人とグループの成長を支援するスキルを身につける。